宮崎本部 准師範 村上由宇心さん(本名:下玉利明咲さん)

今回は宮崎本部准師範の村上由宇心(ゆうみ)(本名:下玉利明咲)さん、中学3年生を紹介します。


5歳の頃、お父さんが人と違う習い事をさせたいということで、三味線を習うことになった由宇心さん。三味線ってどんな楽器か分からないままお稽古へ連れて行かれましたが、三味線を弾いてみるとすぐに音が出たので楽しかったそうです。

それからは、一生懸命お稽古に励み、三味線を始めて半年で、本部公演「春燦々―音が人を結ぶ」で、初舞台を果たしました。大きな舞台での演奏はとても緊張したそうですが、着物を着ることが出来て嬉しかったとのこと。その後もご家族の協力のもと、創立50周年記念公演伝統音楽を楽しむ会、敬老会や各種イベント等に積極的に出演されています。

小学2年生の時の目標は名取になること、また小学5年生の時の参観日では、10年後の自分へ向けた手紙に「三味線の先生になること」と目標を書き、力強く発表しました。努力が実り、小学5年生で名取、中学1年生で准師範に昇格され、公演メンバーとしても活躍中です。

由宇心さんは家元から「民謡やってみる?」「太鼓やってみる?」と聞かれると返事はすべて「やります!」だったそうです。宗家がよく、「返事は、ハイ!かYES!か喜んで!」と言われますが、由宇心さんは小さい頃から自然と実践されていたんですね。

三味線を始めて1年後には民謡、更に1年後には太鼓、昨年からは横笛も習い始め、何でもできるスーパー中学生です。今年は受験生ですが、三味線のお稽古は休まないとのこと。

由宇心さん5歳、初舞台

これからの目標は師範になること、そしてスクールコンサートで家元と一緒に巡回公演をすることだそうです。
由宇心さんの益々のご活躍をお祈りいたしております。

更新日:2023/07/18