スクールコンサート in 小林市立栗須小学校

2017年11月21日(火)、午前9時45分より小林市立栗須（くりす）小学校にてスクールコンサート。

この日は午前中が小林市立栗須小学校、午後が小林市立東方中学校でスクールコンサート。
小林市と言えば、和牛日本一で話題になり、絶大な地域力を誇るところです。

この日は冷え込みが厳しく、9時45分スタートの栗須小学校体育館は寒いというより、冷たくシンシンとしていました。
控え室には寒くないようにヒーターなど準備して待っていてくださいました。

子ども達が寒そうで、とてもかわいそうに感じましたが、きちんと床に座り、先生の話や演奏を聞く姿に大変感動しました。
見事な観賞態度で90分がいつも以上に短く感じました。

栗須小学校は野尻にあるということで地域の唄を紹介するコーナーでは「野尻音頭」を演奏いたしました。
生演奏に合わせて全校児童、先生方も混じり大きな輪を作って、「野尻音頭」を踊ってくれました。
生演奏で踊る機会は滅多にありませんから、この日はいつもより1コーラス多く踊ってもらい楽しんでいただきました。

「野尻音頭」が終わると10分間の休憩時間に入りました。
児童の皆さんがステージの方に集まって、三味線に触れたい！と声をかけてくれましたので、三味線に触れてもらいました。

どの学校に伺っても人気なのは「千本桜」。
テレビなどで耳にしているからか身近に感じている1曲のようです。
口ずさんだり、手拍子を打ったりして楽しんで聴いてくれました。

チャレンジザ和楽器のコーナーでは、6名の児童の皆さんに三味線を、先生に三線を体験していただきました。
今回はステージ上ではなく、より近くで三味線を見て、また体験の様子を見ていただくために、ステージ下で体験していただきましたので、構えや姿勢などもしっかり見ていただけたかと思います。
姿勢は立腰の姿勢といい、その名の通り腰を立てます。
この姿勢は三味線を構える時だけでなく、日常生活にも役に立ちます。
姿も綺麗に見え、集中力もアップするというまさに一石二鳥の姿勢です。
三味線を習うことによって姿勢も整い、集中力向上も期待できますので、ぜひたくさんの方に三味線に触れて欲しいです。

コンサートの時間は演奏者にとってあっという間に過ぎていき、最後の曲は「津軽じょんがら節」。
コンサートの初めにも「津軽じょんがら節」を聴いていただいたのですが、きっとコンサート最後に聞くじょんがら節は児童の皆さんも違って聞こえるのではないでしょうか。
演奏が終わると盛大な拍手を送ってくださいました。