2017年11月21日（火）、13時40分より小林市立東方中学校にてスクールコンサート。

東方中学校は全国でも珍しく、支援学校と併設している学校です。
同じ校舎の中に支援学校があり、廊下だけでつながっています。
支援学校の皆さんと一緒に学校生活を送っている東方中学校の51名は、思いやりがあり、落ち着きがあり、明るい生徒ばかりでした。

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コンサートは東方中学校、都城きりしま支援学校の合同で行われました。
午前中に、小林市立栗須小学校でスクールコンサートがありましたので、演奏終了後すぐに東方中学校へ移動いたしました。
学校へ到着すると先生が待っておられて、音響、楽器の搬入を手伝ってくださいました。この日は寒かったため、控室も暖房が入る部屋をご用意くださり、先生方のお心遣いに感激いたしました。

演奏が始まると、東方中学校の生徒の皆さんは演奏者の撥の動き、弦をおさえる手の動きに釘付けになっていました。
また支援学校の皆さんは体を揺らしながら、全身で聴いて下さっているように見えました。
代表的な民謡をメドレーで演奏する「風が運んだ日本のメロディ」の「阿波踊りよしこの」で、由宇月さんが踊りをレクチャーすると、数名の生徒が前に出て踊ってくれました。
その中に踊りの上手な先生が加わり、キレの良い踊りでみんなの笑いを誘いました。
体育館が一気に楽しい雰囲気に包まれました。

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楽器紹介のコーナーでは、三線、細棹三味線、津軽三味線を紹介するのですが、皆さんに楽器の重さや特徴が分かるように1名の生徒の方にお手伝いをいただきました。

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選ばれたのは3年生の男子生徒。
沖縄の三線の紹介の時に家元が「三線は魔法の楽器です。沖縄の皆さんは嬉しい時、楽しい時に三線を演奏します。でも悲しい時、腹が立つ時にも三線を演奏して元気を出します。」と説明をしました。
アシスタントの男子生徒に「腹が立つことはないですか？」と質問すると「あります！」との答え。
「その時はどうしますか？」と質問すると「寝ます！」という答えに皆さん大爆笑でした。

ストレス解消の仕方はみんなそれぞれですね。
その後も、三味線の違いや重さなどを的確と答え、皆さんに三味線の特徴が伝わったようでした。

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前半の部最後のふるさとの民謡では「新小林音頭」を演奏。
皆さん踊れるとのことで、生徒を代表して生徒会の皆さんが、三味線、太鼓の演奏に合わせて踊ってくれました。

10分間の休憩時間では三味線を持って生徒のところへ行き、触れていただきました。
支援学校の皆さんも目を輝かせながら、笑顔で三味線に触れていました。

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後半の部は「千本桜」からスタート。
皆さんご存知のようで「千本桜を演奏します！」と説明すると、「お~！」という歓声と拍手が沸き起こり、皆さん手拍子で応援してくれました。

チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、東方中学校各学年2名ずつ、支援学校から2名、先生1名が三味線、三線、太鼓にチャレンジし、「ソーラン節」を演奏しました。
太鼓にチャレンジした支援学校の男子生徒は、抜群のリズム感でみんなをリードしていました。
三線にチャレンジしたのは、なんと阿波踊りを上手に踊ってくださった先生でした。
三味線に大切な「立腰」の姿勢で、チャレンジは大成功。
バドミントンが好きという3年生の男子生徒からは、、「単純な動きですが上達するには時間が必要かなと実感しました。」と感想をいただきました。

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皆さん思春期の中学生とは思えないほど楽しんで聴いてくださって、演奏を盛り上げてくれました。
最後の津軽三味線の演奏も、真剣な眼差しで聴いてくださいました。
生徒を代表して女子生徒から素敵な感想と綺麗な花束をいただきました。

後日、スクールコンサートの模様が東方中学校のホームページにて掲載されましたのでぜひご覧ください。
■『鑑賞教室　村上三絃道さんの津軽三味線』＞＞＞

• スクールコンサートスタートです。
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• 「阿波踊り」でキレの良い踊りを披露し楽しませてくれた先生。
• 楽器紹介のアシスタントは3年生の男子生徒。
  三味線の重さや特徴を的確に答えてくれました。
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• チャレンジ・ザ・和楽器。三味線に挑戦です。
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• 手拍子で盛り上げてくれました。
• 女子生徒からお礼の言葉と花束をいただきました。
• 最後に記念写真。

東方中学校、都城きりしま支援学校の皆さま、楽しい時間をありがとうございました。

主催：一般社団法人宮崎県教職員互助会

※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。