2018年5月22日（火）、10時より壱岐市立初山（はつやま）小学校にてスクールコンサート。

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長崎県壱岐市でのスクールコンサート第2弾は、全校児童28名の初山小学校からスタートです。
ホトトギスやウグイスなど、可愛らしい小鳥たちの声がどこからか聞こえてくる清々しい朝。
青空が広がるコンサート日和となりました。

8時に到着すると校門のところでは教頭先生や清掃中の児童が迎えてくれました。
学校に入ってすぐのところには、「ライオンの池」と呼ばれる池があり、錦鯉が優雅に泳いでいました。
「冬には氷柱が出来るよ！」と清掃中の男の子が教えてくれました。

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そして、搬入準備のため待機して下さっていた「初山小学校おやじの会」の皆さん・校長先生・先生方とで連携プレー。
体育館までの急な階段道を手渡ししながら、楽器や機材をあっという間に搬入してくださいました。
おやじの会は、保護者と卒業生で作られているとのことで、児童を見守る地域と学校の絆の深さを感じました。お仕事前のお忙しい時間にも関わらず、本当に有り難いことでした。

体育館の中に入ると、すでに地域の皆様を迎える準備が整っていました。
ふと目をやると椅子には綺麗に「結の会」「保護者、地域の皆様」と張り紙がしてありました。
結の会とは社会福祉協議会を通じた皆様で、会場にたくさん来ていただきました。
近くの保育所からも園児6名が来てくれました。
たくさんの地域の皆さんが見にきてくださるのは本当に嬉しいことです。

開演10分前には児童の入場が終わり、続々と地域の皆さん・結の会・保育園の皆さんが入場してきました。
そして担当の先生の司会で進行が進み、校長先生が村上三絃道やスクールコンサートの趣旨を紹介していただき、コンサートが始まりました。
まずは、津軽三味線の演奏を児童達の目の前でご鑑賞いただきました。
演奏を笑顔で楽しそうに聴いたり、時に真剣な眼差しで聴いたりと様々な表情を見せてくれました。
そして演奏ごとに熱い拍手を送ってくれました。

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沖縄から伝わった三線が各地に根ざし、北の青森県津軽にたどり着くまでをメドレーで演奏する「風が運んだ日本のメロディ」では沖縄の「谷茶前節」、熊本の「牛深ハイヤ節」、徳島の阿波おどり「よしこの」と、賑やかな民謡が続きます。
踊り唄の数々を全員がリズムに合わせて踊ったり、手を振ったりして盛り上げてくれました。

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次々に曲の雰囲気が変わっていく「風が運んだ日本のメロディ」ですが、阿波踊り「よしこの」の後に演奏をした新潟の「佐渡おけさ」は、由宇月の吹く篠笛の音でしっとりした雰囲気へ変わりました。

最後の「津軽あいや節」は、津軽三味線の力強い前奏からコブシのきいた独特の歌唱法へ。
一気にお届けするメドレーのそれぞれの曲をしっかり楽しんでいただきました。

楽器紹介では3年生の児童がアシスタントに選ばれました。
家元が自己紹介をお願いすると学年と名前、そして元気に一言「よろしくお願いします」と付け加えて挨拶をしてくれました。
「三線」「細棹」「津軽三味線（太棹）」を家元・由宇月の説明、アシスタントを務めてくれた児童の感想を聞きながら進行しました。
最初どこか緊張気味だった児童も最後には余裕の様子。
ニコニコ笑顔でアシスタントを一生懸命務めてくれました。

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前半のステージ最後の曲は「新壱州おけさ」です。
地域の皆さんの中には聴き馴染みのある方が多かったようで、楽しそうに聴いてくれました。
初山小学校の児童の皆さんも元気よく手拍子を送ってくれました。

休憩時間では、三味線や太鼓を見にステージ近くまできてくれました。
「三味線の糸の色は黄色だねー」など、近くで見て感じたことをお友達と共有していました。
三味線の黄色い色は「ウコン」の色で、絹で作られた糸の防虫の役割であります。
子ども達の観察力にも感激でありました。

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後半のステージは話題の人気曲「千本桜」からスタート。
由宇月がマイクを子ども達に向けると大きな声で歌ってくれました。

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その後家元が歌う「ソーラン節」は運動会で踊っているということで、家元がマイクを向けると嬉しそうに元気よく「ドッコイショードッコイショー」と元気よく掛け声をかけてくれました。

「チャレンジ・ザ・和楽器」のコーナーでは保育園児1人が鈴、初山小学校の児童6人が三味線を体験しました。
皆さん上手に立腰の姿勢で弾けました。
演奏後に家元がインタビューすると「嬉しかった！」とニッコリ。
席に帰った後も笑顔でした。

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ラテンのリズムでお届けする演奏曲「太陽じょんがら」では、リズムに乗って笑顔いっぱいに手拍子をしながら楽しそうに聴いてくれました。
最後の曲は「津軽じょんがら節曲弾き」。
いつまでも子ども達の心に残っていて欲しいと願いながら、今回のコンサートを楽しんでくれた皆さんへの感謝を込め奏でました。

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児童代表からお礼の言葉をいただきました。

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さらに「私たちからの感謝の気持ちです」と花束をいただきました。
元気良く、それでいて礼儀正しい初山小学校の皆さんに感動いたしました。

終演後に記念撮影。ありがとうございました！

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また演奏終了後も先生方が残って搬出のお手伝いをしてくださったり、お見送りをして下さいました。
出演者が乗る車に向かって児童の皆さんはいつまでも手を振ってくれました。

• 本日は初山小学校にてスクールコンサート。
• まずはたくさんの機材を体育館へと運びます。
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• 初めに先生方からご挨拶。
• スクールコンサート、スタートです。
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• スズメもスクールコンサートを聴きに来てくれたようです。
• 楽器紹介のアシスタントは笑顔が素敵な女子児童。
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• 上手にアシスタントができました。
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• 休み時間には三味線に触れてもらいました。
• 「ソーラン節」の掛け声を元気よくかけてくれました。
• 地域の皆さんも楽しんで下さいました。
• 移動の際には、先生方と児童の皆さんがずっと手を振ってお見送りしてくださいました。

壱岐市立初山小学校の先生方・児童の皆さん、本当にありがとうございました。

主催：一般財団法人 長崎県教職員互助組合・壱岐市教育委員会
後援：長崎県教育委員会

※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。