心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

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2020年2月2日(日)MRT micc ダイヤモンドホールにてディナーショー「心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴」を行いました。

2019年2月2日(日)の感謝の饗宴ディナーライブ終了後、ご好評にお応えして開催決定となった今回のディナーショー。数えること7回目となりました。
毎回、様々なテーマでお届けしておりますが、お客様の期待も年々大きくなってきています。
お料理は宮田猛敏オーナー、舞台は宗家 村上由哲の企画で取り組んでおりますが、今回はオーストラリア(ブリスベン)で活躍中のラッパーADAM氏を招くことになりました。
題して「ラップ&こぶし、心音(こころん)ディナーライブ」。
若者に人気の「ラップ」。この音楽がどのように民謡や津軽三味線とコラボレーションできるのか、オーストラリアのアーティストとどのように音作りをしていくのか!そんな不安もありながらでしたが、SNSのコミュニケーションツールを利用し、情報を共有しながら素晴らしい音楽が出来上がっていきました。

こちらのページでは、本番ステージ【前編】の模様をお届けします。

17時開場となっておりましたが、早くからお越しのお客様のために、時間を早めて受付開始となりました。
村上三絃道一門がお客様をお出迎えし、受付では、抽選会に番号が印刷されたメニュー表を配布。

会場では、宗家・村上由哲が記念撮影しながらお客様をお迎えさせていただきました。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

開演時間の17時になると、会場は暗くなり、由宇月家元率いる一門12名がステージに登場。津軽三味線の大合奏で開幕となりました。
演奏途中に由宇月家元の渾身のソロ演奏。お客様の大きな拍手に包まれました。

演奏が終わると、三味線からアカペラの大合唱。祝い唄の「どや節」を唄と掛け声でハモリながらの和の響きを堪能いただきました。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】オープニングアクト

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】「どや節」

乾杯のご発声は宮崎空港ビル株式会社の長濵保廣会長様。
村上三絃道が28年連続でお正月の舞台を務めさせていただいているご縁から、様々な場面で応援してくださっておりますが、昨年5月、宮崎ブーゲンビリア空港に設置されたステンドグラスお披露目の際に村上三絃道が演奏させていただいた「ひむか絃奏」の話を織り込んでいただきました。三代目となった由宇月家元をこれまで以上に応援しましょう!と声高らかに乾杯。エールを送ってくださいました。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

宮田オーナーからは料理の説明。これまで以上の最高の品数とメニューでした。
各地から新鮮な食材を調達し、ベル・エポックグループ全店舗のスタッフが総出でおもてなし。
お刺身からステーキまで、最高の食材とフリードリンクでお客様も大満足のご様子でした。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

1時間のお食事をお楽しみいただいた後は、音楽タイム。
翌日の3日が節分となりますから、春を祝う民謡、椎葉村の「春節」からスタート。
キーボードとドラムで歌う由宇月の温かな声はお客様の心に響いたようでした。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

続いて乾杯のご発声をいただいた長濵会長絶賛の「ひむか絃奏」
大伴家持の一首を歌詞に織り込んだ宮崎神話の名曲であります。
宗家・村上由哲、総師範・村上華映の三味線が加わり、由宇月家元がしっとりと歌い上げました。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

2曲終わったところでサプライズコーナー。
令和元年11月26日に文部科学大臣より「地域文化功労者表彰」を受けた宗家の功績を称え、後援会の大迫三郎会長がステージへご登壇。
長年に渡り、民謡や伝統音楽を通じた社会貢献をしてきた宗家のこれまでのことを皆様に紹介してくださいました。
スクールコンサートも開催から25年となりましたが、スタート当時のこと、椎葉村の小学校で赤白帽(宮崎ならではの運動帽)にサインをしてもらったという女性が駆けつけてくださって、宗家に花束贈呈。
感動的なサプライズとなりました。

心音DINNER LIVEラップ&こぶしの饗宴【本番ステージ/前編】

そして、いよいよラッパーADAM氏の登場となりました。
由宇月の歌からスタートし、二人でハモリながらの「ラップ&こぶし」の世界。
はかなく消えてゆく「花火」を唄った感動的な歌声でした。
続いて、民謡のメドレー「八木節」、秋田音頭の歌詞を宮崎バージョンにした「ひなた音頭」。
いずれも間奏の8小節にADAM氏のラップが加わりました。
津軽三味線と由宇月のコブシいっぱいの民謡とぴったり合って、お客様はノリノリ。
ADAM氏のオリジナル曲「JPN」はラップのソロに、由宇月の津軽三味線。
若い二人がそれぞれに情熱をかたむける世界が、初めてのコラボレーションで大輪の花が咲いたようでした。

更新日:2020/03/13