2018年10月16日(火)、秋のスクールコンサート2日目、午前の部は壱岐市立石田小学校にて行ないました。

壱岐島南東側の玄関口である石田町は、歴史を刻む古墳や神社に囲まれています。
「かしこい子・やさしい子・たくましい子」を育むために、学校・保護者・地域が一体となって教育活動を進めているとのことでした。

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この日は、体育館が改修工事中。
12月の完成まで、工事の騒音が気になるところでしたが、コンサートのために作業を一時中断して下さいました。
また、保護者の方々にもたくさんお越しいただきたいということで、午前中はコンサート、午後からは学習参観日という配慮をいただきました。

10時開演でしたが、工事中で入り口が狭いこともあり、9時20分には児童が椅子を持って体育館に移動してきました。
石田小学校は児童数240名で、壱岐市で2番目に児童数の多い学校です。
地域の方も60名ほどお越しになっており、後方から児童を温かく見守っておられました。

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皆様の拍手に迎えられ、演奏者がステージに登場にすると、更に大きな拍手を送ってくださいました。
聴く態度の素晴らしい石田小学校の皆さん。
楽しい曲の時には手拍子で盛り上げ、静かな曲の時にはじっと静かに聴いてくれました。
そして一曲ごとに大きな拍手を送ってくださって、おかげで演奏にも力が入りました。

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三味線の楽器紹介では、楽器の重さや特徴が分かるように1名の方にお手伝いをいただきました。
たくさんの児童が手を上げてくれたのですが、2年生男子が選ばれ、みんなから羨望の眼差しを受けながら舞台に上がってきました。
最初に紹介したのは沖縄の「三線」。
お手伝いの男子が三線を持つと会場から「わ～！」という声、そして三線をはじくと「いいなぁ～！」という声が聞こえてきました。
お手伝いの男子も少し得意気な表情でした。
次に「細棹」の三味線、そしてコンサートの主役である「津軽三味線」の紹介へと続きます。
段々、三味線が重くなっていくのですが、津軽三味線は特に重く5キロほどあります。
お手伝いの男子が「津軽三味線」を持つと、「メチャクチャ重いです！」と両足を踏ん張って一生懸命持ってくれました。
ステージに上がることができなかった皆さんにも、三味線の重さや特徴が伝わったことでしょう。

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ふるさとの民謡では、石田小学校からリクエストをいただいた、鯛網（たいあみ）音頭を演奏。
由宇月が「鯛網音頭を演奏します！」と言うと「わー！！」という嬉しそうな声。
地域のお祭りや運動会で踊っているそうで、全校生徒を代表して6年生に踊っていただきました。
毎年、踊っているだけあって皆さんとても上手！！
しかも生演奏で踊ったのは最初で最後だったのではないでしょうか。
鯛網音頭で賑やかに、前半のステージは終了いたしました。

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後半のステージは三味線の解体ショーからスタート。
家元が「三味線の秘密を教えます！」と言って、由宇月が三味線を解体すると、「壊さないで！」と聞こえてきました。
実は三味線は3つに分解することができるのです。
海外演奏などで飛行機に乗る時は、三味線を3つに分解し、小さいトランクに入れて機内に持ち込みます。
三味線は先人の知恵が詰まった、とても便利な楽器なのです。

それを聞いた児童の皆さんも、ホッと一安心し、感心していました。

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三味線の解体ショーの後は「千本桜」。
皆さんよくご存知のようでサプライズの演奏に大喜び。
一緒に大きな声で歌ってくれました。

チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、各学年1名、先生1名に三味線と三線にチャレンジしていただきました。
「三味線、弾いてみたい人！」と言うと沢山の手が上がりましたが、申し訳ない気持ちで6名を選びました。
三味線を演奏する時には姿勢が大事です！特に「立腰」が大事です！と家元が話すと、一気に皆さんの姿勢がよくなりました。
特に三線にチャレンジした先生は背筋がピンと伸びて素晴らしかったです。
みんながチャレンジしたのは「ソーラン節」。
「立腰」とみんなの元気な掛け声のおかげでチャレンジは大成功！！

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三味線にチャレンジした5年生の女子からは「お父さんがやっていて、少しやったことがありました。みんなで弾くということはとても楽しいことだなと思いました。」と感想をいただきました。
三線にチャレンジした先生に家元が名前をお伺いすると年齢まで教えてくださって、児童の笑いを誘っていました。
楽しい雰囲気の中で、チャレンジは終了。

チャレンジの後は、村上三絃道のオリジナル曲「太陽じょんがら」を聴いていただきました。
リズムに合わせて体を揺らしながら、元気いっぱいの手拍子でノリノリの表情で聞いてくれました。
最後は津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。
聴く態度が素晴らしい石田小学校の皆さん。
静かにじっと食い入るように聴いてくれました。

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演奏終了後には、児童代表からお礼の言葉をいただきました。

演奏者からも「太陽じょんがら」のCDをプレゼントし、皆さんと記念撮影。
コンサートを盛り上げて下さったおかげで、石田小学校の皆さんと共に心に残るコンサートとなりました。

終演後の後片付けをしていると、先生から「すごく良かったです。音楽っていいなぁってしみじみ思いました。」と嬉しいお言葉をいただきました。

• 本日は石田小学校にてスクールコンサート。
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• 児童の皆さんにご挨拶。
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• 演奏が終わるたびに大きな拍手をしてくれました。
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• アシスタントに選ばれたのは2年生の男子児童。
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• 演奏者を見ながら弾くまねをしていました。
• リクエストの「鯛網音頭」を生演奏で踊る6年生の児童の皆さん。
• 三味線の解体では驚く声が聞こえてきました。
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• チャレンジ・ザ・和楽器。
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• 地域の皆さんも最後まで演奏を楽しんでくださいました。
• 2人の男子児童からお礼の言葉と花束をいただきました。
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石田小学校の皆様、保護者の皆様、地域の皆様、ありがとうございました。

主催：一般財団法人 長崎県教職員互助組合・壱岐市教育委員会
後援：長崎県教育委員会

※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。