2018年10月17日（水）14:00より、壱岐市立那賀小学校にてスクールコンサート。

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132年の歴史を誇る、那賀小学校。
校歌の2番には「500人」という歌詞が出てくるほど以前は生徒数も多かったとのことですが、現在は全校生徒66名。
でも１人が10人分くらい活躍している元気な子ども達です。

学校に着くと、ちょうど給食を終えた児童が続々とグラウンドに集まり、楽しそうに仲良く遊んでいました。
児童たちとすれ違うと「こんにちは！」と元気な明るい声。
自分たちから積極的に挨拶をしてくれました。

地域の皆さん、保護者の方々、そして、隣の那賀幼稚園から園児も体育館に集まっていただき、体育館はみるみるうちにいっぱいになりました。児童も15分前には会場に移動。静かに開演を待っていてくれました。

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前方にはスクリーンが用意され、校長先生がスライドを使って村上三絃道を紹介して下さいました。
また、「村上三絃道　津軽三味線コンサート」と映し出され、華やかな雰囲気を作って下さいました。

演奏者が登場すると、体育館に割れんばかりの大きな拍手。
その拍手は演奏が始まるまで長く、力強く響きました。

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初めて聴くという三味線ですが、演奏を聞きながら体を揺らしたり、三味線を弾く真似をしてみたり、体で音を感じている様子の児童や園児。
出演者も感激で胸がいっぱいになりました。

風が運んだ日本のメロディーでは、由宇月のリードで「阿波踊りよしこの」を踊る場面も。
その後すぐに由宇月が横笛を吹き、そして、息切れも無く「佐渡おけさ」を歌いだしたので、皆さん、驚いた様子。
波のリズムに乗せた「おけさ」の調べを心地よく聴いてくれました。

最後は家元の力強いバチさばきで「津軽あいや節」。
5曲のメドレーを1曲1曲、楽しんでくれました。

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楽器紹介では、小学校4年生の児童がアシスタントに選ばれ、三線・細棹・津軽三味線の3種類を紹介。
三線の音が鳴り始めると、座っていた児童も次々と立ち上がって踊りはじめました。
曲は「ハイサイおじさん」。
沖縄の雰囲気を体いっぱい、笑顔いっぱいで感じてくれたようでした。
「音楽の力ってすごいな」と改めて感じた瞬間でありました。

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前半最後のプログラムとして、地元の曲「新壱州おけさ」を演奏すると地域の皆さんが一緒に口ずさんで下さいました。
この曲は打ち込みの録音で歌われた曲を生演奏にアレンジし、今回のコンサートのために披露。
実はひと手間かけた村上三絃道からのプレゼントでありました。

休憩時間に入ると演奏メンバーが三味線をもって児童のもとへ。
それぞれが自分の手で糸を弾くと、音の振動と音の大きさにびっくりしていました。
三味線は大人気。
皆、何度も、何度も三味線を触りに並んでくれました。

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後半のステージでは、三味線の伝統工芸の技を伝えるため、楽器を分解。
釘1本も使わずに作られた知恵と工夫に驚いた様子の皆さんでした。

演奏は、人気曲の「千本桜」を披露。
表情豊かに一緒に歌い、手拍子を送ってくれる高学年の児童もいました。

そして、3・4年生が現在踊りを練習中という「ソーラン節」を披露すると、大きな声で掛け声や手拍子をして盛り上がりました。
マイクを向けるとひときわ大きな声で応えてくれる児童。
それを優しく見守る先生方。
いつも和やかな学校の様子が感じられて感激しました。

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そして和楽器の体験コーナーでは「ソーラン節」を各学年の代表の児童が体験。
姿勢が大切という立腰（りつよう）の話を家元がしながら、児童の姿勢を正していきました。
最初は姿勢を保って弾くのが難しいようでしたが、だんだんと余裕が出てきて、最後には掛け声もかけながら余裕で弾いていました。

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弾き終わった後、感想を聞くと「初めて弾いたけど楽しかったです」とハキハキと笑顔で答えてくれました。
体験コーナーが終わると駆け足で自分の席に戻り、演奏を聴く態勢を作る児童たち。
気配りしながら、皆さんの和が素晴らしいことに感動でした。

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村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」では、メンバーの振りに合わせて一緒に体を動かし、笑顔で楽しそうにしている姿が、とても印象的でした。

コンサート最後の曲は、津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。
終わってしまうのが淋しくなるくらいの児童たちとの出会い。一人一人の顔を見つめながら、ありがとうの気持ちを込めて演奏させていただきました。

そして最後に代表の方からお礼の言葉をいただきました。

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幼稚園と小学校が連携しての教育が昔から行われているという那賀小学校。
優しくて、温かくて、皆が家族のような子どもたち。
先生方も校長先生を中心にチームで日々子どもたちのために頑張っておられるようでした。
園児が小学校に向かう途中に拾ってきたという校長先生へのお土産のドングリや落ち葉が校長室に飾られていました。
村上三絃道にとっても忘れられない貴重なコンサートとなりました。

児童・園児の皆様と記念撮影。ありがとうございました！

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• 先生よりご挨拶をいただきました。
• 児童の皆さんにご挨拶。
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• 魔法の楽器・三線に合わせて踊る児童の皆さん。
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• 楽器紹介のアシスタントは男子児童。
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• 初めて見る三味線に興味津々。
• 「ソーラン節」ではお馴染みの掛け声を掛けてもらいました。
• チャレンジザ和楽器。
• 三味線を弾く時に大切な立腰の姿勢を実践。
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• 「太陽じょんがら」
• 手拍子で盛り上げてくれました。
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壱岐市立那賀小学校の皆さん、本当にありがとうございました。

主催：一般財団法人 長崎県教職員互助組合・壱岐市教育委員会
後援：長崎県教育委員会

※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。