熊本県球磨支部 総師範 村上由貴仁さん

熱心に稽古に励むメンバーの中から、熊本県球磨支部の総師範 村上由貴仁(本名:山崎久富)さんをご紹介します。




初代家元 村上由哲

村上三絃道の公演メンバーとして活躍されている由貴仁さん。
いつも公演などでは音合わせを担当していただいております。

由貴仁さんが中学1年生だった頃、当時、村上三絃道師範だったお母様に連れられ、熊本県の人吉市民文化センターで初代家元の演奏を初めて聴きました。
その時の感動から「三味線を弾いてみたい!」と、この道に入るきっかけとなったそうです。

お母様の指導を受けながら、中学、高校時代の夏休み、冬休み、春休みは宮崎へ出向き、二代目からの指導も受け実力をつけていきました。
そして様々な舞台を経験する中、高校卒業後は初代家元の内弟子として本格的な修業が始まり、中心メンバーとして初代の代稽古や大舞台、海外公演など、6年間修業されました。

芸には厳しい初代ではありましたが、海水浴やバーベキューなど愉しい思い出もたくさんあるそうです。
初代と共に過ごしながら技を身につけ、芸の道を学んだ原点は、内弟子時代に出会った多くの皆様のお引き立てにあると、感謝の気持ちを忘れない由貴仁さんです。

内弟子終了後は、地元湯前町で福祉関係の仕事をされながら、三味線教室の運営に力を注いでおられます。これからは、三代目を盛り立てていきたい!と嬉しい言葉をいただきました。

由貴仁さんは初代、二代目、三代目と村上三絃道を支えて来られた貴重な存在であります。これからも村上三絃道の要として、ご活躍いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。


更新日:2022/02/15