スクールコンサート in 日南市立飫肥（おび）小学校

2017年11月17日（金）、午前10時30分より日南市立飫肥（おび）小学校にてスクールコンサート。

宮崎市から車で１時間半の日南市飫肥。
本日は飫肥城址の中にある飫肥小学校でスクールコンサートです。
飫肥城は長年に亘って伊東氏と島津氏が取り合いを演じたといういわく付きのお城で、最後には豊臣秀吉に仕えた伊東氏が飫肥の大名として廃藩置県の時までこの地を治めていたそうです。
大手門から、飫肥城の本丸跡に向かう途中に小学校があります。趣のある素敵な学校です。

学校に到着し、準備をしていると持久走の練習をしているという子供達の元気な声がしてきました。
この日は冬の到来を思わせるような寒さで、体育館は冷えていましたが、先生方がマットや電気ヒーターを控室に準備してくださり、暖かく着付けの準備ができ心遣いがとても嬉しく感じました。

コンサートが始まると子どもたちも初めての三味線ということで、興味津々といった様子で私たちの演奏する真似をしてみたり、音に合わせて体を動かしてみたりしていました。
そうやって楽しんでくれていると、体も少し温まってきた様子で、だんだんと寒そうにしている児童も少なくなってきました。

特に「風が運んだ日本のメロディ」のメドレー曲の中で「徳島県」の「阿波踊りよしこの」ではみんなで手を振って阿波踊りを踊って楽しみました。
1年生の女の子と2年生の男の子がいっしょに前に出て踊ってくれました。
メドレーの中には賑やかな民謡、しっとりした民謡など色々な民謡が出てきていましたが、1曲ごとに手拍子を打ったり、じーっと聴いたり、その曲にあわせて楽しんで聴いてくれました。

楽器紹介では、小学校4年生の活発そうな児童の方がアシスタントを務めてくれました。
「三線」「細棹」「太棹（津軽三味線）」の違いにびっくりした様子で積極的にインタビューに答えてくれました。
太棹の糸を弾いた時には「指がビーンとしました！」と目を丸くしながら答えてくれました。
名アシスタントのおかげで全校の児童のみなさんにもよく伝わった様子でした。

前半のステージ最後の曲は地域の歌、ということで「飫肥ロマン」を三味線・太鼓、そして歌で生演奏。
5、6年生の皆さんが踊ってくれました。
初コラボレーションということでドキドキしましたが、飫肥小学校の皆さんの素敵な踊りを見てくれていた1〜4年生の皆さんもいっしょに手を動かして踊っている様子がとても可愛らしかったです。
休憩時間に入るとステージ前にたくさんの子どもたちが集まってきました。
せっかくなので三味線を触ってもらおうと、急いで音合わせを終え、子どもたちに三味線に触れてもらいました。