スクールコンサート in 門川町立門川小学校

2019年11月11日(月)、門川町立門川小学校にてスクールコンサートが開催されました。

門川小学校は創立118年目の歴史のある小学校です。
全校児童は433名。到着すると元気に登校する児童の皆さんの声が響いてきました。

今回は和洋コラボレーションということで、ピアニスト大西洋介さん、パーカッション服部央さんとの共演となりました。
まずは和の調べからスタート。日本の伝統楽器「津軽三味線」と「民謡」の演奏からお聞きいただきました。体育館中に「津軽三味線」の音が響くと、ぐっと視線を集中させて真剣に見てくれました。

「津軽三味線」のルーツでもある日本の民謡をメドレーでお届けする「風が運んだ日本のメロディ」。沖縄県や、熊本県、徳島県や新潟県、青森県などの民謡に合わせて三種類の三味線を使い演奏いたしました。ですので、演奏の前に三味線の紹介をさせていただきました。「三線」、「細棹」、「津軽三味線（太棹）」と三丁並べ、大きさを比べていただき、それぞれの特徴について説明しました。

メドレーがはじまると曲に合わせて手拍子で盛り上がります。そして、徳島の「阿波踊りよしこの」では、踊りの輪が出来ました。
初めての民謡に体を揺らして聞いている児童の姿、素直に楽しむ様子にメンバー一同嬉しくなりました。

和の響きを感じていただいた後は、コラボレーションへ。まずはオリジナル曲「月華」。その後、パーカッションとピアノの楽器紹介へと移りました。

パーカッションは曲の盛り上げ役と話す服部さんは、たくさんの楽器の中から「ジャンベ」にスポットを当てて紹介。アフリカの楽器であるジャンベをたたき、サプライズで服部さんがアフリカ風に歌い、子どもたちも手拍子を打って楽しんでいました。

ピアノは今回キーボードを２つ持ってきていただき、1つはピアノの音。もう1つはシンセサイザーを使い様々な音が出ると説明されました。「わんっ」と犬の鳴き声や「わははは」と笑い声がキーボードから出ると子どもたちは大喜び、楽器が身近に感じるひと時でありました。

世界の楽曲からは「リベルタンゴ」を演奏しました。服部さんの手拍子に合わせて、児童の皆さんも一緒に音をそろえて手拍子。その手拍子に合わせて演奏いたしました。
リベルタンゴの後は、再び日本の民謡を聞いていただきました。宮崎県の「刈干切唄」をピアノとパーカッションでアレンジ。由宇月の唄と大西さんのピアノが合わさり、服部さんのパーカッションで色が添えられました。鳥の鳴き声や風の音。様々な音で世界観を作って下さいました。

前半のステージ最後の曲は子どもたちの人気の1曲「千本桜」。曲紹介をすると歓声が上がりました。

後半のステージは綱引きの掛け声「エイエイエイサー」を取り入れた応援歌「えい！えい！えいさー！」を披露しました。この「エイエイエイサー」という掛け声は日本全国でも宮崎県だけの掛け声です。その話をすると子どもたちは驚いたようでした。曲に合わせ、手の振りを付けて一緒に盛り上がりました。

続いては「ソーラン節」。唄の途中では児童の皆さんも飛び入り参加。手拍子や掛け声、踊りで児童の皆さんと1つになったようなそんなひと時でした。

子ども達の一期一会となる人気のコーナー「チャレンジザ和楽器」では、各学年1人ずつと先生1名に参加していただきました。6年生にお話を聞くと「すごくきれいな音でした。楽しかったです」と元気よく答えてくれました。

コンサート最後の曲は「太陽じょんがら」。児童の皆さんの手拍子と1つになって演奏いたしました。

コンサートが終わると児童代表の方からお礼の言葉、そして花束をいただきました。

今日は僕たちのために素敵な演奏をありがとうございました。
僕は先生に村上三絃道さんの動画を見せていただいて、今日の演奏会を楽しみにしていました。今日その演奏を初めて聞いて、その迫力に圧倒されました。三味線を演奏しているときのすごく早い指使いや、いろいろな音の響きがあることに感動しました。
それからコラボレーションでは雰囲気が変わりかっこよく感じ、三味線ってすごいんだなぁと思いました。
今日はとっても楽しかったです。これからもお体にお気をつけて演奏を続けてください。

素直で嬉しい言葉、そして素敵な花束をありがとうございました。
私たちにとっても門川小学校の皆さんのおかげで素敵な1日となりました。