スクールコンサート in 佐世保市立日野小学校

2022年11月4日(金)10時より、佐世保市立日野小学校にてスクールコンサート。

全校生徒600名を越える日野小学校。
今回のスクールコンサートは4年生の約100名が鑑賞されました。
体育館のすぐそばにある校舎は長寿命化計画のため工事中。
校舎自体は来年の秋頃完成し、新しい校舎で勉強するのは再来年の春からとのことで、現在はプレハブの校舎で授業を受けているようでした。

長寿命化計画とは平成25年に策定された「インフラの長寿命化基本計画」において戦略的な維持管理・更新等を推進するために個別施設ごとに早期に策定することとされ、それに基づき佐世保市でも行われることになったそうです。その中で、日野小学校が初めての長寿命化計画に当たり、工事が行われているようでした。

すでに完成した校舎の横を長い廊下が体育館とプレハブ校舎を結んでいます。試しに歩いてみると、階段を含め100メートルを越える廊下で息切れもしそうなほどの距離でした。
その長い廊下を元気よく4年生が渡って体育館に入場してきました。今回のコンサートをとても楽しみにしていてくれたようです。

津軽三味線の演奏や、全国の民謡、ご当地長崎県の民謡を紹介し演奏すると、体を揺らしながら楽しそうに手拍子を打つ子どもたち。


楽器紹介のコーナーでは三味線の種類や演奏に大切な姿勢の話をさせていただきました。

特に足の裏をまずしっかりと床につけ、腰骨を立てる「立腰」の姿勢の話をすると、すぐに真似をして、皆で立腰。これは姿勢を正すことで集中力がアップし、持続力の根本を育てるという教育学者の森信三氏の生きる上で大切な心と体に柱を立てることを目的としたメソッドです。

2代目家元が子どもたちに伝えたいことの1つとしていつもスクールコンサートの中でお伝えしていたものを3代目も引き継いで伝えています。


素直で元気な日野小学校の子どもたち、終わりの時間が近づくと残念そうにしながらも、元気いっぱい大きな手拍子を送ってくださいました。

最後の演奏曲になると、曲の雰囲気を感じてか、手拍子を止め、音に集中して聴いてくださいました。
子ども達の心に伝統の音がいつまでも響いてくれるようにと、祈りを込めながら奏でました。

演奏が終わり、幕が閉じると「アンコール!」の声が。
嬉しい拍手とアンコールにお答えして長崎県民謡の「長崎のんのこ節」を演奏いたしました。


最後に代表の児童より温かなお礼の言葉をいただきました。

私は今日のコンサートで津軽三味線のことがよくわかりました。三味線の形は複雑だなぁと思いました。三味線について詳しく教えていただいたので、興味を持つことができました。今度三味線を弾いてみたいです。日野小学校にきていただきありがとうございました。

日野小学校の皆さん本当にありがとうございました。

  • 児童の皆さんと一緒に踊りました。
  • 「風が運んだ日本のメロディ」に登場した楽器をご紹介
  • 目を輝かせながら聴いてくれた児童の皆さん。
  • 代表の児童よりお礼の言葉をいただきました

主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・佐世保市教育委員会


※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。


更新日:2022/12/08