学校と地域を結ぶコンサート in 都城市立笛水小中学校
2017年9月19日(火)14時より、都城市立笛水小中学校にて「学校と地域を結ぶコンサート」。
7月からスタートした創立45周年事業4校目の開催となりました。
村上三絃道本部から車で約1時間、国道沿いから山道に入ると、沿道には赤や黄色の彼岸花。
秋を感じながら学校へ向かいました。
校門をくぐると大きな銀杏の木があり、「希望の木」と立て看板。
児童生徒の成長を見守るようにそびえ立っていました。
笛水小中学校は全校生徒15名の小さな学校。
この日は中学生が2名欠席しており、13名での鑑賞となりましたが、地域の方が50名ほどお越しになり、後方から温かく見守って下さいました。
13時30分開場でしたが、早い時間から続々と地域の方がお越しになり、早々にリハーサルを切り上げました。
嬉しい慌ただしさでありました。
「津軽じょんがら節」の演奏で幕が開くと、大きな拍手と共に「ほ~!」という歓声があがりました。
風が運んだ日本のメロディで演奏する「阿波踊りよしこの」では、小学生が由宇月さんに手を引かれ、前に出て踊る場面もあり、拍手喝采。会場が盛り上がりました。
コンサートの中で必ず演奏する、ふるさとの民謡では、「笛水地つき唄」を披露。
この曲は夏祭りで踊らたという新聞記事を家元が見つけ、学校に問い合わせ、素唄で歌われていたものに三味線、太鼓の伴奏をつけさせていただきました。
休憩中に笛水公民館長にお話しを伺うと、「笛水地つき唄」をたくさんの方に知っていただきたいのでCDにして欲しいとのこと。
またお盆の頃に行われる盆踊りにぜひ演奏に来ていただきたい!とリクエストをいただきました。
休憩を利用して、生徒の皆さんにバチの持ち方を指導させていただき、後半のステージ、「チャレンジ・ザ・和楽器」で三味線を演奏するための準備をしました。
バチの持ち方は独特ですので、「小指がいたい!」と言う生徒さんもいましたが、何回かやっていると上手に持つことができました。
後半のステージは、児童生徒に人気の「千本桜」「ソーラン節」へと続き、前半のステージ以上の盛り上がり。
一緒に歌ったり、掛け声で応援してくれました。
そして、いよいよ三味線にチャレンジのコーナーです。
初めて演奏する三味線にワクワクドキドキの様子。
笛水小中学校では演奏する際の基本姿勢「立腰」を実践されているとのことで、三味線を構える姿が様になっていました。
地域の皆さんにとっては初めて聞く「立腰」。一緒になって姿勢を正して下さいました。
バチの持ち方も休憩中に練習しましたので、あっという間に演奏することができました。
せっかくですので、全校生徒、先生にもチャレンジしていただきました。
チャレンジ後、たくろう先生に「特技は何ですか?」と家元が質問すると、隣に立っていた6年生男子が「親指が90度に曲がることです」と一言。
児童の気のきいた発言と先生の意外な特技に大爆笑でした。
雰囲気をがらりと変えてお届けする「太陽じょんがら」では、手拍子を打ったり、一緒に掛け声をかけたりと会場は笑顔いっぱいになりました。
演奏後にはお礼の言葉と花束をいただき、家元からは村上三絃道のオリジナルCDをプレゼントしました。
最後に地域の皆様も一緒に記念撮影。
楽しい思い出となりました。
笛水地区では茅葺きの屋根を継承したりと、高齢者の方々が地域の伝統や活性化を支えておられます。
地域の見守る中、児童生徒が素直に成長されていることを感じました。
- 学校と地域を結ぶコンサート4校目は笛水小中学校です。
- 上手な踊りで会場を盛り上げてくれました。
- 地域の方々も一緒に踊ってくださいました。
- 楽器紹介のアシスタントは男子生徒さん。
- 三味線を演奏してみてどうでしたか?
- 6年生男子児童がたくろう先生の「親指が90度に曲がる」特技を教えてくれました。
- たくろう先生の特技に家元もびっくり!
- 笛水小中学校バンザーイ!
また、笛水小中学校ホームページにコンサートの様子を書いてくださいました。
■笛水小中学校ホームページ「鑑賞教室【村上三絃道】がありました!」>>
笛水小中学校の皆様、先生方、地域の皆様、本当にありがとうございました。
主催:村上三絃道45周年記念事業実行委員会
協力:都城市教育委員会、宮崎市教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。