長崎県松浦支部 益田フサノさん

熱心に稽古に励む一門の中から、今回は創立20周年を迎える長崎県松浦支部由梨世会で三味線を学んでいる益田フサノさんを紹介します。

長崎県松浦支部 益田フサノさん

三味線が若い頃から大好きだった益田さんですが、習うきっかけに恵まれず、村上三絃道に出会ったのは今から15年前の事。
友人の勧めで、松浦支部の師範 村上由梨世先生に師事することになりました。

津軽三味線独特の叩くというバチ遣いがうまくいかず苦労されたそうですが、先生が優しく、時には厳しく教えてくださって、楽しくお稽古を続けておられます。
また、由梨世会の望月三兄弟や若いメンバー達からも慕われて、いつも周りには笑いが絶えません。

益田さんのお仕事は介護老人保健施設の看護師さん。
お忙しい中ではありますが、仕事の合間を縫って、ボランティア演奏や、文化祭の演奏などに積極的に参加されています。
月に1回、民謡のお稽古を家元や由宇月から受けていて、舞台では三味線と唄で大活躍されています。
家元稽古の際にはお手製の漬物、薫り高いお茶やコーヒーをポットで持参して下さいます。
益田さんのきめ細かい気配りや面倒見の良さが三味線の演奏にも表れていると由梨世先生はおっしゃいます。
家元も益田さんのコーヒーを楽しみにお稽古しているとのこと。味わってみたいですね。

さて、これからは年齢を重ねるにつれ「味のある唄」が唄えるようになりたいとおっしゃっていました。
6月開催の由梨世会20周年記念コンサート、そして8月の本部公演へ向け、練習に励み、これからも由梨世先生について頑張りたい!と意気込んでおられます。

これから益々ご活躍されますようお祈り致しております。

更新日:2019/03/18