スクールコンサート in 宮崎市立宮崎南小学校和洋スペシャル

2018年6月5日（火）、9時30分から11時まで、宮崎市立宮崎南小学校にて「和・洋コラボレーションコンサート」が開催されました。

宮崎南小学校は、宮崎市の事業「ふるさと先生こんにちは」で毎年三味線の授業に伺っておりますので、とても親しみのある学校です。
今回は「和・洋コラボレーションコンサート」ということで、津軽三味線の演奏に大西洋介さんのピアノ、衛藤和洋さんのドラム＆パーカッションが加わりました。

通常のスクールコンサートに比べ、設営に時間がかかるため、前日の夕方に楽器や機材を搬入させていただきました。おかげでコンサート当日はスムーズにリハーサルを行うことができ、準備万端でコンサートに臨みました。
梅雨ということで生憎の雨でしたが、コンサートの最中には雨が止み、私達を応援しているかのようでした。

コンサートは「和の響き」「和と洋のコラボレーション」「チャレンジタイム」の3本立てでお楽しみいただきました。
まずは「和の響き」、「津軽じょんがら節」からスタート。
宮崎南小学校は全校生徒約800名。
体育館ぎっしりの児童の皆さんが、食い入るように演奏を聴いていました。

家元が「皆さん、おはようございます！」と挨拶をすると、大きな声で「おはようございま～す！」と気持ちの良い挨拶が返ってきました。
とっても元気のいい宮崎南小学校の皆さんです。

2曲目は日本各地の民謡を演奏する「風が運んだ日本のメロディ」。
地域によって歌い方やリズムが違うので、メドレーでお聴きいただきました。
まずは沖縄県の「谷茶前節」、熊本県の「牛深ハイヤ節」、徳島県の「阿波踊りよしこの」、新潟県の「佐渡おけさ」、メドレー最後は青森県の「津軽あいや節」です。
手拍子を打ったり、踊ったり、じっと聴いたり、色々な聴き方でそれぞれの曲を楽しんでいました。

「和と洋のコラボレーション」では、村上三絃道のオリジナル曲、「月華」からお聴きいただきました。
和と洋では手拍子の打ち方が変わるのですが、上手に手拍子を打って聴いてくれました。
続いては、皆さんの手拍子に合わせて「リベルタンゴ」を演奏。
タンゴのリズムを体で感じながら聴いて下さいました。

宮崎県高千穂町の「刈干切唄」。
「この曲はリズムのない曲です。」と家元が説明すると、皆さん真剣に由宇月の唄を聴いていました。

前半のステージ最後の曲は「千本桜」。
家元が「前半のステージ最後の曲は千本桜です。」と言うと、皆さんご存知のようで、「ワー！」という歓声が起こりました。
手拍子を打ったり、一緒に歌ったりと大変盛り上がりました。

後半のステージは、「チャレンジタイム」。
まずは「となりのトトロ」でお馴染みの「さんぽ」からお聴きいただき、皆さんと大合唱いたしました。
「さんぽ」の後は、「ソーラン節」。掛け声と手拍子で応援してくれました。

チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、各学年1名と先生に三味線、三線にチャレンジしていただきました。
家元が「各学年1名ずつ三味線にチャレンジしていだだきます！」と言うと「イエーイ！」と沢山の手が挙がり、選ぶのに一苦労。

家元が「三味線を演奏する際に大切なのは立腰です。」と説明をすると、宮崎南小学校では「立腰」を実践されているようで、上手に「立腰」の姿勢をされていました。
もちろんチャレンジは大成功！
チャレンジ後には「楽しかった！」「最初は弾けないと思ったけど、弾けました！」「簡単だった。」などたくさんの感想をいただきました。
チャレンジできなかった児童の皆さんも手拍子、掛け声で応援してくれました。

最後は村上三絃道のオリジナル曲、「太陽じょんがら」で盛り上がりました。

演奏終了後には女子児童からお礼の言葉をいただきました。

今日は素敵な演奏を聴かせて下さってありがとうございました。
三味線の音が体育館に響き渡ってとてもすごいなと思いました。
和と洋のコラボレーションはとても迫力があって楽しかったです。
由宇月さんの民謡や由哲さんのソーラン節はとても綺麗な声で素晴らしかったです。
7月には6年生は体験学習があるのでとても楽しみに待っています。
今日は本当にありがとうございました。