2018年11月1日（木）、宮崎市立生目南中学校にてスクールコンサート。

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村上三絃道から車で20分。
地元、宮崎市で久しぶりのスクールコンサート。
生目南中学校では約10年ぶりの公演でした。
全校生徒は150名ほどで、「自主的で優れた知性と豊かな人間性をそなえ、たくましくて実践力のある生徒の育成」を学校の教育目標に掲げられています。

スクールコンサートの会場は体育館。
ステージは急遽整備のためステージが使用できないということで、フロアでの開催となりました。
コンサートはまず津軽三味線の演奏曲を聴いていただきました。
演奏曲を聴いてもらった後は演奏者の自己紹介。
その際「三味線触れたことがありますか？」と家元が問いかけると、恥ずかしそうに手をあげてくれる中学1年生の姿が。
昨年は生目小学校に三味線の授業でうかがっていたので、当時6年生だった中学1年生は触れたことがあるようでした。

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三味線という楽器が日本に伝わってきたのは16世紀ごろ。
室町時代に中国の「三絃」が琉球へ渡来し「三線」となり、それを日本の楽器として改良、発展させ、旋律楽器でもあり打楽器的要素ももつ「三味線」、そして「津軽三味線」が生まれました。
その流れを民謡の唄の変化で表現する「風が運んだ日本のメロディ」では沖縄県の「谷茶前節」熊本県の「牛深ハイヤ節」徳島県「阿波踊りよしこの」新潟県「佐渡おけさ」そして津軽三味線のふるさと青森県の「津軽あいや節」を披露します。
民謡はその土地その土地の気候、風土、文化が良く表れているので、音楽の変化そして、文化の変化をメドレーの曲の変化に合わせて感じていただきました。

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その後は楽器紹介。
「三線」「細棹」「津軽三味線」を紹介しました。
1人の生徒にアシスタントで加わっていただき、実際に三味線をもったり、糸を指ではじいたりしてもらいました。
家元が「重さはどうですか？」と聞くと三線は「トイプードルくらい」、津軽三味線は「プードルくらい」とユーモアたっぷりに答え、会場も笑い声が溢れました。

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前半のステージ最後の曲は宮崎市の民謡「いもがらぼくと」。
宮崎市の応援歌でもある、この民謡を生徒の皆さんへのエールを込めて演奏いたしました。

後半は和楽器バンドのカバーで有名になった「千本桜」からスタート。
ほとんどの生徒が知っているということで、一緒に歌ったり、手拍子をしてくれたりしました。

そして運動会でも踊っているという「ソーラン節」を家元の唄に合わせて、何名かの生徒に前へ出て踊っていただきました。
キレのある踊りにたくさんの拍手が。
演奏後、感想を聞くと「久しぶりだったので疲れました！」と息切れしながらも笑顔で答えてくれました。

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チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは三味線と太鼓を体験していただきました。
姿勢を正して、まっすぐ前を向いて演奏して下さいました。
初めて三味線を演奏するということで、ステージに上がったときは緊張していた生徒の皆さんもだんだんと余裕のある表情に変化していきました。
演奏後は「とてもきれいな音でした」と三味線の音について感想を話してくれました。

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最後はオリジナル曲「太陽じょんがら」と津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。

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コンサートが終わると代表の生徒の方からお礼の言葉をいただきました。

お見送りして下さった先生が「音楽の授業やCDの音源、テレビなどでも聴いたことのある和楽器の音ですが、生演奏で実際に聴くと『音のうねり』が伝わりますね。」と話してくださいました。

• 本日は生目南中学校にてスクールコンサート。
• 家元・村上由哲
• 総師範・村上華映
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• 「阿波踊りよしこの」では生徒と一緒に踊りました。
• 由宇月の笛の音が体育館に響きました。
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• 楽器紹介のアシスタントは男子生徒。
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• 楽器を弾く真似もしてくれました。
• 三味線の解体。
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• 「ソーラン節」では何名かの生徒が前に出てきて、力強く踊ってくれました。
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• チャレンジ・ザ・和楽器
• いい表情で弾けていますね。
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• お礼の言葉と花束をいただきました。
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生目南中学校の皆様、本当にありがとうございました。

※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。