津軽三味線　村上三絃道

第１０４回目のご登場は、西米良支部　名取の村上貴拓（本名：佐伯郁拓）さんです。

貴拓（たかひろ）さんの師匠は総師範の村上由貴仁先生、お兄さんは公演メンバーとして活躍中の本部師範　村上由綺貴さんです。

　貴拓さんが村上三絃道に入門されたのは、小学校２年生の頃。
お兄さんが弾いている三味線を見て、「僕も三味線が習いたい！」と思ったそうです。

まずは、民謡のお稽古から始めて、３年生から三味線のお稽古をスタート。
民謡はただ大きな声で歌うだけではなく、コブシやリズムなどがとても難しかったそうです。

三味線は重く、バチもうまく握れず、苦心しましたが、きれいな音が響いて、三味線を弾くことがとても楽しかったそうです。
「由貴仁先生には、いつも優しく、分かり易く、そしてしっかり弾けるようになるまで諦めずに指導していただいています！」と、先生にいつも感謝を忘れない貴拓さんです。

現在は西米良中学校の３年生。
部活動ではソフトテニス部に所属し、キャプテンを務めています。
6月に開催される中学校最後の試合、中体連に向け、猛練習中。
責任感も強く頑張り屋さんです。
高校はお兄さんと同じ、宮崎市立佐土原高校を目指しています。
いつもお兄さんが目標です。

お父さんの温かい協力のお陰で、月に１回、本部でテクニカルレッスンを受け、腕を磨いています。

目標は「基本を大切に、お兄さん以上になること！！」だそうです。

次回の公演では、公演メンバーを目指しています。
家元も回りの皆さんも楽しみにしているところです。

佐伯兄弟の益々の大活躍を期待しております。