津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】第100回 村上由貴仁(本名:山崎久富)さん

 

 

村上由貴仁

 

初代家元

記念すべき第100回目のご登場は、人吉支部 総師範の村上由貴仁(本名:山崎久富)さんです。

 

村上三絃道の総師範として活躍されていますが、由貴仁さんの三味線の出会いや初代の印象など、改めてお話をお聞きしました。

今から37年前、由貴仁さんが中学1年生だった頃の話です。
当時、村上三絃道師範だったお母様に連れられ、熊本県の人吉市民文化センターで初代家元の演奏を初めて聞きました。
その時の感動から「三味線を弾いてみたい!」と、この道に入るきっかけとなったそうです。


お母様の指導を受けながら、中学、高校時代の夏休み、冬休み、春休みは宮崎へ出向き、現在の2代目家元からの指導も受け、実力をつけていきました。


そして、様々な舞台を経験する中、高校卒業後、初代家元の内弟子として本格的な修業が始まります。
初代の代稽古や大舞台、海外公演など、中心メンバーとして活躍し、 6年間修業されました。


芸には厳しい初代ではありましたが、海水浴やバーベキュー、マージャン大会など愉しい思い出もたくさんあるとのこと。
初代と共に過ごしながら技を身につけ、芸の道を学ばれた由貴仁さんの原点は、内弟子時代に出会った多くの皆様のお引き立てにあると、感謝の気持ちを忘れない由貴仁さんです。


内弟子終了後は、お父様の勧めもあり、地元で福祉関係の仕事をされながら、三味線教室の運営に力を注いでおられます。
来年3月に開催される「春燦々〜音が人を結ぶ」公演でも中心メンバーとして、2代目家元をしっかりサポートされています。


来春は2代目継承25年目。
村上三絃道の益々の発展のために、これからしっかりと恩返しをしていきたいと目を輝かせておられました。

 




 

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