津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】第72回 村上啓歌津

村上由紀彦(ゆきひこ)

第72回目のご登場は、平成23年度前期名取式で准師範に昇格された、長崎支部由美啓会の村上啓歌津(本名:廣瀬いつ子)さんです。


啓歌津さんは長崎県佐世保市のご出身です。

 

三味線との出合いは、お母様が佐世保支部の村上由香栄先生(故人)に三味線を習われていたことからです。お母様から「お稽古をするんだったら三味線をあげるよ」と言われ、あまりその気もなかったのだそうですが、とりあえず譲り受けたとのこと。

 

しかし、『せっかく三味線をもらったんだからやってみようかな〜』という感じで、由美啓先生に習うことにしたようです。いざお稽古を始めると、次第に三味線の魅力にはまり、楽しくなっていきました。今では由美啓先生の右腕となって、老人ホームや文化祭などの演奏活動に励んでいらっしゃいます。

 

またお正月などに親戚の方が集まられた時には、啓歌津さんの伴奏でお母様が「俵積み唄」を歌われ、親子で「津軽じょんがら節」を演奏されるそうです。今回の准師範への昇格も、お母様が一番喜んでいらっしゃるとの事です。

 

また、啓歌津さんはご主人と二人で酒屋を営んでおられますが、ご主人の温かいご支援で一昨年の10月から太鼓のレッスンや、テクニカルレッスンも積極的に受けています。名取式では「おてもやん」の太鼓を披露していただきました。

 

そんな啓歌津さんの目標は、三味線の音色に強弱をつけお客様を感動させられる演奏をすることだそうです。今回の感動を胸に目標実現へ向け頑張ってください。ご活躍を楽しみに致しております。


 

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