津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】第58回 准師範 村上華津枝

第58回目の登場は、
人吉支部准師範の村上華津枝(本名:告瀬カツ子)さんです。

 

華津枝さんが住んでおられる人吉・球磨地方には「球磨の六調子」というお祝いの席で唄われる民謡がありますが、20年ほど前、地区に公民館ができるのを記念して、球磨の六調子保存会」が発足されました。


お盆の時期に回られる門付け坊さんの弾く三味線や琵琶に小さい頃から憧れていた華津枝さんは、保存会への入会を思い立ちました。入会申し込みに行かれましたが、すでに定員オーバー。三味線を弾いてみたいという華津枝さんは、知り合いの方に、由里華先生を紹介していただき、由里華先生に会うことになりました。由里華先生の温かなお人柄に触れ、すぐに村上三絃道に入会。念願のお稽古がスタートしました。

 

今では准師範の華津枝さんですが、「由里華先生はとても丁寧で一生懸命教えて下さるのでここまでこれました」ととても謙虚です。

 

そして、入会してから間もなく、不思議なことに「球磨の六調子保存会」から「保存会に入ってもらえませんか?」とお誘いがあったそうです。思いがけない誘いにびっくりされたそうですが、由里華先生と共に入ることになり、人吉市の文化継承、町興しにも貢献されています。

 

また、この「保存会」で演奏されている「球磨の六調子」は、伝承していくには楽譜もなく演奏もしずらいものでしたので家元に採譜していただき、村上三絃道としても協力することになりました。

現在は、国宝に指定された『青井阿蘇神社』でボランティアとして月2回、『国民宿舎くま川荘』で月に4、5回ほど演奏されているそうです。多い時には1週間続けて演奏されたこともあり、その他にも市主催のお祭りやイベント、デイサービスなどにも演奏に行かれています。

 

大忙しの華津枝さんですが、「こうやって好きなことができるのも、理解ある主人と由里華先生のお陰です!」と、感謝の心を忘れません。華津枝さんの若さと元気の源は、やはり三味線なのでしょうね!

いつも明るく、気配りも素晴らしい華津枝さん!これからも由里華会の要として、由里華会を盛り立てていって下さい!



 

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