梅雨ということもあり、この日は朝から雨。
ところが午前中開催された五島市立富江小学校が終わるころには、晴れ間が広がっていました。
きらきら輝く富江湾を眺めながら、崎山小学校へ移動。
学校へ到着すると先生が待ち構えておられ、楽器や機材の搬入を手伝ってくださいました。

崎山小学校は明治７年に設立された歴史ある学校です。
体育館からはきれいな海が見え、運動場では子ども達が伸び伸びと楽しそうに遊んでいました。
崎山小学校の教育目標は「豊かな心を持ち、自ら考えて行動し、たくましく生きる子どもを育成する」。
学校の教育目標通り、子ども達の鑑賞態度はとても素晴らしかったです。

三味線の楽器紹介では、三味線の重さや弦をはじいた感触などを生徒の皆さんに分かりやすくお伝えするために、１人の方に家元のアシスタントとしてステージに上がっていただきました。
崎山小学校でアシスタントに選ばれたのは5年生の男子。三味線の重さを皆さんにお伝えし、三味線を上手にはじいてくれました。

三味線をはじく度に、地域の方から「お〜！」という歓声と拍手が沸き起こりました。
子ども達は地域の方に温かく見守られ、すくすくと育っていることがひしひしと伝わってきました。

また、地元の民謡では学校のリクエストで学校のテーマ曲「学校坂道」を三味線と太鼓で演奏。
子ども達の歌も加わり、体育館中に素敵な歌声が響き渡りました。

そして、子ども達のアンコール曲は「ソーラン節」。
5,6年生に前に出て踊っていただきましたが、校長先生に話を伺うと、運動会は秋に行われるので今年度はまだ練習をしていないとのこと。
しかし、子ども達は自然と身体で覚えているようで、躍動感あふれる素晴らしい踊りでした。