スクールコンサート in 対馬市立豊玉（とよたま）小学校

2017年10月20日（金）14時より、対馬市立豊玉小学校にてスクールコンサート。

対馬でのスクールコンサート最終校が豊玉小学校。
スポーツが盛んな全校児童91名の元気な学校です。
午前の美津島北部小学校、浅海中学校の感動が覚めないまま、豊玉小学校に到着。
先生方が笑顔で迎えて下さいました。
手分けをして機敏に搬入の手伝いをして下さった後、控室となったパソコン室に案内して下さいました。
この日は前日と違って、青空が広がり、気温も上昇。
冷房が入る部屋を用意して下さったようでした。

パソコン室に行くには、1年生、2年生の教室の前を通らなければなりません。
児童が元気な声で「こんにちは」と声をかけてくれて、コンサートを楽しみにしていてくれたのを感じました。
コンサートの30分前には地域の皆さんも続々とお越しになり、配布させていただいたパンフレットを大事に読んで下さいました。
開演前の挨拶では、校長先生が津軽三味線や村上三絃道のことを丁寧に紹介してくださいました。
村上三絃道のホームページ等をしっかり見ていてくださったようでした。

子どもたちの大きな拍手で幕が開くと、私たちの演奏を見て手の動きを真似してみたり、曲に合わせて体を揺らしてみたり、楽しそうな様子。
最終日ということもあり、感激と寂しさが入り混じって複雑な思いでありました。
日本各地の民謡をメドレーでお届けする「風が運んだ日本のメロディ」の徳島県の「阿波踊りよしこの」では、手をあげて一緒に踊っていただきましたが、地域の皆さんの中にも踊りの上手な方がいらっしゃって、後ろの方から盛り上げてくださいました。

楽器の紹介コーナーでは、小学6年生の児童の方がアシスタントを務めてくれました。
楽器も両手で大事に持って家元の質問にハキハキと答えてくれました。
終演後、その児童はスポーツもよく頑張っていると、先生がそっと教えて下さいました。
表情からも、そんな雰囲気が漂っていて、とても好印象を受けた男子児童との出会いでありました。

前半のステージ最後の曲は「対馬そびき唄」。
急遽、鳴子を用意して5、6年生が踊ることになりましたが、キレのある踊りで感動的でした。
リハーサルをしたわけではありませんが、まるで一緒に練習をしていたかのように息もぴったり。
最後のポーズまで決めてくれました。

後半のステージの体験コーナーでは6名の児童が三味線にチャレンジ。
選ばれた方の中に自信がないと話す児童も。でも家元の励ましの言葉に勇気を出して登壇してくれて、堂々とした姿を見せてくれました。
また先生の中からおひとり三線の体験もされました。
とても人気のあるユニークな先生のようで子どもたちの熱い声援を受けて楽しそうに演奏してらっしゃいました。

最後はアンコールで千本桜。
そして、みんなで集合写真。
最後の最後まで溢れる笑顔が印象的でありました。