津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】 第130回寺田悠紀さん

 

 

寺田悠紀

輪切りで見える!パノラマ世界史5

第130回目の登場は、宮崎本部の寺田悠紀さん(皆伝)です。

両親の影響で幼い頃からクラシック音楽に親しまれていました。
ピアノ、ヴァイオリンの演奏を嗜む寺田さんでしたが、留学中に日本の文化や芸術を知らないことに気付き、三味線を志すことを決意。2年半前に村上三絃道に入会されました。

当然なことですが、三味線の指使いはヴァイオリンを演奏するときと異なります。また、三味線は歌う人の声の高さに合わせて調子を変えます。ヴァイオリンやピアノは移調しますから、曲ごとにキーを変える三味線に最初は戸惑いもあったようですが、そこがまた面白かったそうです。寺田さんは覚えが早く、あっという間に皆伝まで取得されました。

現在は東京大学大学院の博士課程で研究や、執筆などをされており、東京、宮崎、海外を行ったり来たりの生活ですが、三味線が大好きな寺田さんはお稽古を1回も休まず、可能な限り心音塾も受けながら、敬老会などの演奏活動にも積極的に参加されています。

心音塾の稽古の中で、「過去と現在と未来、過ぎ去ったことは後悔しない。先への心配な気持ちも忘れて、今弾くべき一音一音に集中してください。」と言われた家元の言葉が、日常生活にも生かされ毎日が楽しくなったそうです。

また、大月書店から出版されている「輪切りで見える!パノラマ世界史⑤」では本文を手掛けられ、多岐に渡り活躍されています。

 

80歳代の大先輩方のように、これからもずっと三味線を弾き続けて行きたいという寺田さん。映像にも興味があるそうで、三味線の動画を撮影し、後世に残していきたいとおっしゃっていました。

寺田さんのこれからの益々のご活躍をお祈りいたしております。

 



 

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