津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】 第126回 村上華与仁(かよひと)さん(本名:杉野万利)

 

 

村上華与仁



第126回目の登場は、人吉支部由里華会名取の村上華与仁(かよひと)さん(本名:杉野万利)です。

 

華与仁さんは特別養護老人ホームで勤務され、福祉の分野で大変ご活躍です。

今から16年程前のこと、三味線の演奏グループが演奏ボランティアに来られたそうです。日頃は表情の暗い認知症の利用者さんが、三味線の演奏を聞かれた途端、立ちあがり、笑顔で踊られたそうです。その姿を見て、すごい衝撃を受けたのが三味線との出合いでした。「三味線にはこんな力があるのか!」と感動し、利用者の方の生き甲斐作りのために「三味線が弾きたい!」と決意。

 

2日後には村上由里華先生の知人でもある親戚の方に付き添っていただき、すぐに入会されました。その日のうちに津軽三味線を注文し、高い志でこの道に入られました。

 

しかし、いざ三味線を弾いてみると、なかなか思い通りになりません。でも由里華先生の熱心なご指導を受けコツコツと精進されました。努力が実り平成21年に名取に昇格。華与仁さんはアコーディオンも演奏されるとのことで、月に2回ほど利用者の方の前で三味線とアコーディオンの演奏をし、大変喜んでいただいているそうです。

「利用者の生き甲斐作りのために演奏したいという夢が叶いました!」と嬉しそうにおっしゃいました。

 

また、仕事の合間を縫って、病院の夏祭りや文化祭、歳末たすけあいなどの演奏にも参加されています。 家元のテクニカルレッスンを受け、最初は出来ないと思っていたことが、何度も練習をすることにより身に付いてきていることも実感されています。これからも時間の許す限り、家元のテクニカルレッスンに参加し努力していきたい!とこれからの抱負を熱く語ってくださいました。

 

華与仁さんの益々のご活躍をお祈りいたしております。

 

 

 

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