津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】第110回 村上利津与(本名:長川美智子)さん

 

 

村上健寿

村上健寿

家元(右下)、師匠の由利奏さん(左上)、そして由利奏さんのお義母様であり、師範の由治穂さん(右上)と一緒に名取式にて。

第110回目の登場は、11月に准師範に昇格された、広島支部由利奏会の村上利津与(本名:長川美智子)さんです。

 

利津与さんは50歳後半の頃、60歳を目の前にして、ボケ防止のためにも、何か一生続けられる趣味を持ちたい!と思っていたそうです。

 

以前から津軽三味線に興味があったことから、教室を探されましたが、利津与さんがお住まいの山口県岩国市には教室がありませんでした。
知人の方に、広島支部の由利奏先生を紹介していただいたそうですが、自宅からお稽古場まで車で1時間ほど距離があるので、まずは見学に行くことに。
皆さんがお稽古をされている姿を見て、難しそうだなと思ったそうですが、「気楽に始めていいんだからね」という先生の一言で、「やってみよう!」と決心されました。

 

片道約1時間の道のりを通うことになった利津与さん。
続けていくうちに三味線の良さが分かるようになり、津軽独特の曲が好きになっていきました。
また、先生の熱心なご指導と、褒めて育ててくださる居心地の良さ、そしてお人柄に引き込まれ、もっと上手になりたいと思うようになりました。

 

今では、広島市や区でのイベント、広島県の民謡まつり、公民館まつりや老人保健福祉施設への演奏にも積極的に参加され、腕を磨いていらっしゃいます。
11月には准師範に昇格され、准師範の重みをひしひしと感じられたそうです。

 

そんな利津与さんの夢は、家元や本部の方と一緒の舞台に立つこと。
今年3月の「春燦々〜音が人を結ぶ」公演に参加し、とても感動され、チャンスがあれば、また同じ舞台に立ちたいとおっしゃっていました。
利津与さんのこれからの益々のご活躍をお祈り致しております。

 

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