津軽三味線 村上三絃道

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【私、頑張ってます!】第105回 村上梨香世(本名:望月朝子)さん親子

 

 

村上由紀彦(ゆきひこ)

 

第105回目のご登場は、佐世保松浦支部准師範の村上梨香世(本名:望月朝子)さん、そしてご長男の望月淳ノ介君(小学3年生)です。

 

梨香世さんの師匠は、お母様の松浦支部師範・村上由梨世さん。
また、由梨世さんは淳ノ介君にも指導されており、親子3代で楽しくお稽古に励まれています。

そんな梨香世さん親子の作文が、松浦市松浦文化協会の文集「青い海」に掲載されましたのでご紹介致します。(3月の公演前に書かれた作文です)

 

「三味線とぼく」                                              望月淳ノ介

ぼくが五才の時、みやざきの大きなホールでおはやしをしました。
ぼくと弟と、何人かのお友だちと言いました。
三味線をひく大人の人が、たくさんいました。
ぶ台では、楽しかったけど、長い時間立っていたのできつかったです。
今ぼくは、三味線と太こと、かねとおはやしをしています。
れんしゅうは、きついです。
でも、できるようになったら楽しいです。
今ど三月に、またみやざきに行きます。
前のホールよりもっと大きなホールで、三味線と太ことおはやしをします。
上手に、ひきたいです。

 

                                                         望月朝子

息子は、4ヶ月の頃から私の三味線のお稽古に付いて来ていました。
当時は、お気に入りのおもちゃを握り、バスタオルの上でコロコロ。
三味線の音が聴こえだすと、いつの間にか眠っていたのを思い出します。
そんな息子が、今では三味線を握り、太鼓のリズムや叩き方を弟へ教えたり、慰問に行けば、楽器の準備や片付け、荷物持ちなどを進んでするようになり、とても頼もしく感じています。
こういう事ができるのも、息子を気軽に私の三味線のお稽古に参加させてくれた家元や、指導をしてくれる祖母、励ましてくれる一門の生徒さんのおかげだと感謝しています。
今、6才と4才の弟妹たちが、兄の背中を追いかけながら、僕も私もと挑戦しているところです。
日本の伝統楽器を身近に経験できる今を大切に、親子3代、もう少し頑張ってみようと思います。

 

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