津軽三味線 村上三絃道

HOME「私、頑張ってます!」>第97回 村上由喜豊(本名:奥野千香子)さん


【私、頑張ってます!】第97回 村上由喜豊(本名:奥野千香子)さん

 

 

村上由紀彦(ゆきひこ)

第97回目の登場は、宮崎本部師範の村上由喜豊(本名:奥野千香子)さんです。

 

由喜豊さんは、小学生の頃、画家、斎藤真一さんの代表作「瞽女−盲目の旅芸人」を見て、画伯の描かれる瞽女さんの絵がとても好きになったのだそうです。

その後、川端康成の「雪国」で駒子が三味線を弾くシーンにも心打たれ、いつしか想像の世界で三味線に憧れを持つようになりました。

ある日、テレビで放映された画伯の特集で「津軽じょんがら節」を耳にした時、「探し求めていたものは、これかもしれない!」という実感が湧いたのだそうです。

東京在住の由喜豊さんが、いよいよ本格的に三味線に出合ったのは、18年程前の宮崎空港での出来事です。
宮崎出身のご主人の実家へ永住することが決まり、お正月の帰省をされた時のことでした。
新春ライブで演奏する村上三絃道のステージにくぎ付けになりました。
そして、「ぜひ習いたい!」と思ったそうです。

しかし、「宮崎で津軽三味線?きっと東北のほうから来られた方々なのだろうなぁ?」と思いながら、思い切って楽屋を訪ねました。
「どこにそんな勇気があったのかわかりませんが、今思えば、宮崎空港ビルで三絃道の演奏を聞いたのは、神様が与えて下さったプレゼントだったのでしょうね!あの時、ご挨拶に行かなければ、聞いただけで終わっていたかもしれません。」と、しみじみおっしゃっていました。

 

それからすぐに入会、4年で名取になられ、今では師範に昇格されました。

 

現在は老人保健福祉施設や敬老会などの演奏にも積極的に参加され、「この活動は聞いて下さる方も喜んで下さいますし、自分のためにもなりますので、ずっと続けていきたいです!」とボランティア活動にも意欲を燃やしておられます。

目標は、来春開催の特別公演で、「センターを狙うつもりで頑張ります!!(笑)」とのことです。

 

今後のご活躍を楽しみに致しております。

 




 

ページの先頭に戻る