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【私、頑張ってます!】第65回 村上貴陽光(たかひこ)

第65回目の登場は、7月に名取に昇格された熊本県人吉支部の村上貴陽光[たかひこ](本名:永田達拡)さんです。

 

貴陽光さんは現在中学2年生。勉強、部活、三味線にと大忙しの毎日です。そんな中、今年の7月には名取に昇格されました。「名取になって三味線に対する心構えが変わりました。名前に恥じないような演奏ができるように頑張ります!」と抱負を語っていただきました。

 

そんな貴陽光さんが三味線に出会ったきっかけから紹介させていただきます。
小学校1年生に入学した当時、そろそろ何か習い事をさせたいと思われたご両親は「ピアノがいい?ヴァイオリンがいい?三味線がいい?」と質問したそうです。

 

その頃、テレビ放映されていた戦隊シリーズ「ハリケンジャー」で三味線を弾くシーンがあり、それを見て『かっこいいなぁ』と思っていた貴陽光さんは迷わず「三味線がしたい!」と答えました。

 

そこで、老人ホームを経営されているお祖父様の施設へ慰問に行かれていた由貴仁先生に相談し、早速お稽古を始めることになりました。由貴仁先生の勧めでまずは民謡のお稽古からスタート。最初のお稽古の時はとても緊張したそうですが、いざやってみると「歌えるようになってとても嬉しかったです!」と貴陽光さん。

 

それから1年後、ようやく三味線を習うことになりました。初めての時は、棹に左手が届かず苦労したそうですが、弾ける曲が増えていくと楽しくなりました。またお祭りやイベントなどへ参加し、演奏するたびに上達していくことを実感していったそうです。

 

また、小学3年生になった頃、本部で開催される『合宿』に初参加。長時間弾いたことがなかったため苦労されたようでしたが、最終日には自分でも驚くほどの上達ぶりだったとか。

 

同年代の人たちと触れ合ったり、泊まったりという経験も初めてだったので、とても勉強になったようです。合宿に参加したことが大きなきっかけとなり、5年前の本部公演「太陽じょんがらコンサート」では大活躍されました。大舞台での演奏経験は、貴陽光さんにとって大変意義のあるものだったようです。

 

そんな貴陽光さんの夢は、由貴仁先生のような三味線の先生になること。本部にもレッスンに来られ、由貴仁先生と共に12月公演の大成功を目指しておられます。これからの益々のご成長と、ご活躍をお祈りいたしております。






 

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