2011年6月14日（火）河津町立南小学校にて開催
〜南小学校、東小学校、西小学校、河津中学校の４校合同開催〜

宿泊先の下田から車で３０分、海岸線の景色を楽しみながら朝９時半に学校到着。
音響機材、楽器を南小学校体育館に搬入し、１０時半から念入りなリハーサルを行います。
音響効果の行き届いたホールでの開催ではありませんので、音作りは慎重に行います。
村上三絃道のスクールコンサートのための専門スタッフが同行し、機材も吟味されたものを使用し、体育館のコンサートでも良い音でご鑑賞いただけるよう工夫をしております。

リハーサル終了後は、先生方との打ち合わせ昼食会です。
地元の食材、金目鯛の煮つけやアサリの炊き込みのお弁当を用意していただき、本番までのひとときを労っていただきました。

コンサート開始は１３時半からですが、各学校から生徒さん方が集まり始めたのが１３時。
３校の小学校は４年生以上、そして中学生を含め、合同で約４０８人が勢ぞろいし、１５分前には静かに開演を待っています。
コンサート前に先生からの諸注意がありますが、今日は地震や火事が起きた時の避難方法について具体的に話されました。
体育館の壁には、心得も張り出されており、常に万が一の意識を持つという備えはとても大事なことと思いました。

また、本日は主催者の静岡県教職員互助組合、加藤典男専務理事もお越しいただき、子ども達と共に楽しそうにご鑑賞いただきました。

公演終了後の生徒代表のご挨拶では、河津中学校の３年生が「厳しい自然の東北だからこそ生まれた津軽三味線の響きにとても感動しました。こんな力強い音色を生む東北ですから、きっと今の厳しい状況をきっと乗り越えてくれると思います」と感想を述べてくれました。

静岡の子ども達の鑑賞態度の良さには、毎日感心させられます。
学校、家庭、地域の連携で子ども達が素直にすくすく育っていることの素晴らしさを実感させていただいている静岡のスクールコンサートです。

南小学校、東小学校、西小学校、河津中学校の皆さん、ありがとうございました！